◎AIR JORDAN 12 (エアジョーダン12)を徹底解説!
こんにちは。今回は再度NBAファイナルでの優勝を手にしたジョーダンの着用モデル「エア・ジョーダン12」をご紹介しましょう。今振り返れば、シカゴ・ブルズ2度目のスリーピートはこの年から始まり、ジョーダンにしても最も脂が乗り切った時期にリリースされたモデルです。
前回モデルの「11」同様にフォーマルを意識したデザインのシューズです。どんなモデルに仕上がっているのか、こちらで徹底解説していきましょう。
# 製品の構想・設計
エア・ジョーダン12は、「11」の設計路線を引き継いだモデルとして開発されました。前回はエナメル素材を使うことでフォーマルな演出を可能にしましたが、今モデルではシボ加工の入ったレザーが採用されており、さらにまた種類の違うレザーでアッパーをカバーするスタイルとなりました。
アイレットにゴールドが用いられるなど、細かい部分でもドレッシーな存在感を演出しています。19世紀のブーツにインスパイアされたこともあり、若干レトロな印象も与えますね。
その一方で、内部は最新技術をこれでもかと盛り込みました。まずはミッドソールに採用されたファイロン。それまでのEVA素材に比べ、格段に柔軟性が増し、足裏のフィット感がとてもソフトです。次に、進化したエアクッショニングシステムである「Zoom Air(ズームエア)」。フルレングス版が搭載されていて、シューズ全体で足を保護します。さらに、「カーボンファイバー・スプリングプレート」も導入されていて、反発力も申し分はなし。総合すると、体全体がダイレクトに「Air」に乗っている感覚とでもいいましょうか。衝撃吸収力はこれまでで最大のものとなりました。ジャンプに定評のあるジョーダンならではの仕上がりと言えるでしょう。
ただし、レザーを多用していることから、通気性にはやや難があります。人によっては気になるポイントかもしれません。
# 発売時期
エア・ジョーダン12は、1996年に初めて発売されました。このシーズンでシカゴ・ブルズはNBAを再び制覇します。前回のジョーダン引退直前まで続いたシカゴ・ブルズの黄金期の再来となりました。
一度バスケットボールから離れたとはいえ、神様マイケル・ジョーダンは神様だったのです。天性の才能に加え、常人を超越したトレーニングは他のバスケットマンの追随を許しませんでした。
チームとしての総合力もずば抜けていました。ジョーダン、ピッペン、ロッドマンはリーグ最高の3人組と称され、またクーコッチとハーパーも広く知られてはいないながらも3人が自由に動けるように縁の下の力持ちを演じたのです。
# 現在での人気
エア・ジョーダン12は、そのドレッシーなデザインと優れたパフォーマンスにより、現在でも人気があります。前作「11」同様にカラーバリエーションは復刻版を含めると30を越え、間を空けずに再販が繰り返されてきました。
リリース当初から、バスケットボール愛好家はもちろん、スニーカーファンからも高い評価を受けつづけています。
ちなみに私はリリースされた時期が、丁度中学生の時で斬新すぎたデザインの為赤白カラーをたらこと呼んでいました。
# まとめ
エア・ジョーダン12は、バスケットシューズを越えたデザインを目指した「11」のDNAを引き継いだモデルです。シボ加工のレザーは高級感を演出し、持つものの満足感を刺激します。
ヒール部分には「Quality Inspired By The Greatest Ever(史上最高の選手にインスパイアされたクオリティ)」と刻印され、ジョーダンの自信、ナイキのシューズメーカーとしての自信がみなぎっているモデルとも言えます。モデルによっては「JORDAN」と「23」の文字も見てとれます。
アイレットに注目してみると、上部の4つのメタルパーツにはそれぞれジャンプマンロゴが刻印されています。エア・ジョーダンブランドも認知が進み、熟成の段階に入ったことを伺わせる演出でしょうか。
ソール部分はかなり特殊で、爪先部分にジャンプマン、センター部分は「カーボンファイバースプリングプレート」を大胆に魅せる仕様となっています。大部分はグリップ力のあるソリッドラバーで仕上げられていて、プレイヤーは選ぶようですが、それでも安心感のある作りとなっています。シューレースをきっちり締めることでブレもなくなるので、実際のプレーでも魅せながら活躍することができるモデルではないでしょうか?とびきりのジャンプを極めてみたいところです。
そんなシリーズ最高峰とも言えるモデルですから、今から見ても色褪せることはないんですね。当時の垢抜けたデザインは、十分に現代のシーンでも通用します。
いかがでしたか?バスケットシューズなのにバスケットシューズを超越したシューズ「エア・ジョーダン12」。前述のようにカラーバリエーションも多様で、よりどりみどり。ぜひチェックしてみてください。
- ◎EXAMPLEとは?ファッションの違和感を取り除く「1つの例」を体現するブランドについて解説
- 東京都内でタバコ・電子タバコが吸えるおすすめレストラン7選!
- ◎SSZとは?ビームスで絶大な人気を誇るサーフ&スケートブランドについて詳しく解説
- ◎Back Channelとは?アンダーウェアから始まったストリートカジュアルブランドについて詳しく解説
- HUMAN MADE (ヒューマンメイド)人気の秘密、デザイナーNIGO氏とは
- ◎APPLEBUMとは?世界で人気の日本発カルチャーブランドについて詳しく解説
- パ・リーグ7球場のタバコ・電子タバコのルールとは?詳しく解説
- FOG ESSENTIALS人気の要因とは
- セ・リーグ6球場のタバコ・電子タバコのルールとは?詳しく解説
- ◎【ニューヨーク発】老舗ブランドSOUTH POLEが人気を集める理由を紹介
- 2024年11月
- 2024年10月
- 2024年9月
- 2024年8月
- 2024年7月
- 2024年6月
- 2024年5月
- 2024年4月
- 2024年3月
- 2024年2月
- 2024年1月
- 2023年12月
- 2023年11月
- 2023年10月
- 2023年9月
- 2023年8月
- 2023年7月
- 2023年6月
- 2023年5月
- 2023年4月
- 2023年3月
- 2023年2月
- 2023年1月
- 2022年12月
- 2022年11月
- 2022年10月
- 2022年9月
- 2022年8月
- 2022年7月
- 2022年6月
- 2022年5月
- 2022年4月
- 2022年3月
- 2022年2月
- 2022年1月
- 2021年12月
- 2021年11月
- 2021年10月
- 2021年9月
- 2021年8月
- 2021年6月
- 2021年5月
- 2021年4月
- 2021年3月
- 2021年2月