シックスパッドを使ったおすすめリハビリ方法

「シックスパッドはリハビリに本当に役立つのか」このように疑問に思う方がいることでしょう。
医療機器でもないのにリハビリに使えるとしたら驚きです。
そこで今回は、シックスパッドとリハビリの関係性について紹介していきます。

＊シックスパッドとリハビリの関係性について

シックスパッドは電気の刺激によって筋肉トレーニングをサポートする「EMS」という器具として有名です。
ただ、シックスパッドは医療現場でリハビリ用として活用されています。
20Hzの周波数を採用しているシックスパッドは、ほどよい電気刺激によって活動が鈍っている筋肉を呼び起こし、動かなくなった手足が再び動き出す手助けをしてくれるのです。
シックスパッドはアスリートが筋肉トレーニングで使うだけの代物ではなく、何らかの原因で動かなくなった手足を動かすためのリハビリにも使用されています。

＊実際にリハビリ目的の使用例アリ

シックスパッドは、よく病院で行っている機能回復訓練(いわゆるリハビリ)と組み合わせることによって、早い段階で回復が見込めます。
例えば、交通事故に遭って片足が骨折してしまった際に、再び歩けるようになるには病院で行うようなリハビリだけでは2ヶ月かかってしまうのが、Foot Fit Plusのようなシックスパッドの機器を併用させることによって1ヶ月で済むということです。
太ももやふくらはぎ、膝周りの筋肉量が低下していたら歩くのにどうしても支障が出てしまいます。
端的な例を挙げましたが、骨折によってしばらく歩けなかったことでその部分の筋力が低下していたとすると、シックスパッドを使用してその部位の筋力低下の改善および脚部の筋力回復を図ることで、以前のような日常生活に復帰しやすくなるわけです。
一部の病院ではシックスパッドの使用を前提としたリハビリ計画が組まれているほど浸透しています。

＊近年ではリハビリの補助用品として浸透している

実際にシックスパッドをリハビリに活用した病院やリハビリ体験者の声が論文やブログなどで複数挙がっています。
その声を一部紹介すると、麻痺の回復や歩行困難の解消などにつながったケースがあったようです。
また京都大学名誉教授の論文で発表された研究結果がリハビリにも使用できるシックスパッドを生み出すきっかけとなりました。
脚のリハビリの他に、手や腕などの部位でもシックスパッドはリハビリ目的で使用されています。

＊リハビリ目的で使用するなら一度医師に相談を

いくらシックスパッドがリハビリに使用できるとはいえ、実際に使用する際は一度医師に相談しましょう。
なぜかといいますと、シックスパッドが有効活用できるのかどうかわからないまま行うとリハビリに活かせないからです。
相談内容として挙げられるのは、連日使用しても問題ないか、食事・薬を飲んだ直後でも問題ないのかなどがあります。
何かあった場合、事前に医師に相談していたケースと医師に無断でシックスパッドを利用していたケースとでは、いろいろと対応が変わってきます。
使用する場合において、どこまでが許容範囲なのか医師を通して事前に知っておくことが重要です。

＊まとめ

シックスパッドはアスリートが使用するような筋肉トレーニングだけではなく、医療の現場でリハビリにも活用されているのです。
学者が論文で20Hzの電気刺激が筋肉にほどよいという趣旨の研究結果を発表したことで、リハビリにも使用できるシックスパッドが生まれるきっかけとなりました。
実際に通常のリハビリに加えてシックスパッドを利用したことで早期回復に成功した方々がいます。
シックスパッドは医療機器ではありませんが、歩行困難や麻痺回復などにシックスパッドはリハビリの補助用品的な存在として一役買っています。
まだこうした技術は日々進化しており、シックスパッドが本当の意味でリハビリに特化した機器を世に出して、リハビリ用品として人々を助けてくれる日が近い将来やってくるかもしれませんね。