◎RED WINGの歴史と現在の人気

革へのこだわりがたまらないレッドウィング。その人気の秘密に迫る！

みなさんこんにちは。ラグステーションです。

今回は、発色の美しさが人気のブーツ、レッドウィングを特集します。ストリートでもファンが多いですね。
オーソドックスな形の裏にある、足に馴染む秘密、材料へのこだわり、人気のモデルなど、気になるポイントを一挙に公開します。ぜひチェックしてみてください。

レッドウィングとは？

レッドウィングは、1905年にアメリカ・ミネソタ州レッドウィング市で創業した、100年以上の歴史を持つ伝統あるブーツメーカーです。他社がアメリカ国外での製造に続々と踏み切る中、頑固にアメリカ国内での製造にこだわってきました。本社工場はずっと変わらず営業しているため、親子3代に渡ってレッドウィングのブーツを作り続けている職人一家もあるほどです。

無骨なスタイルながらも、履きやすさが魅力のレッドウィングのブーツは、世界中で愛され続けています。

レッドウィングのブーツの特徴

コルクが足に馴染む

レッドウィングの特徴の1つは、コルクを使ったインナーソールです。履くほどにコルクが足裏の体重のかかり具合によって沈み込み、よりフィットした造形になっていきます。購入する際は気持ちキツめのものを選びましょう。レッドウィングのブーツは他社製のブーツに比べ、やや硬いとの印象があるのですが、その分他のブーツよりもフィットする幅は大きく、馴染んだときには、もう離れられない魅力があるのです。

原皮へのこだわり

レッドウィングで製造されるブーツに使われる革は、ほとんどの製品でミズーリ州の牧場で育てられた牛の皮を元に作られています。拠点のあるミネソタ州とミズーリ州は、隣り合ってはいないものの同地域にある州同士。輸送にかかる時間も少なく、塩漬けなどの処理を必要としないため、新鮮な皮を製品向けに加工できます。この革が足によく馴染んでくれる秘訣の1つです。皮革製造会社を傘下におさめていることから、製造を管理できるだけでなく新製品の開発も自社グループ内で行えるメリットがあります。

トラクショントレッドソールとグッドイヤーウェルト製法

ソールに採用されているトラクショントレッドソールは、天然ゴムを利用したものです。接地面に対しては硬く耐久性がある一方、内側の足裏に対しては柔軟性を持ち、コルクを用いたインナーソールとともに、高いフィット感を実現しています。

グッドイヤーウェルト製法は靴本体とインナーをまず周囲のウェルト（革）でまとめ上げた後、ソールを縫い付ける製法です。これを採用しているブーツは、ソールのリペアと交換が可能という素晴らしい特性があります。長く使い続けられる秘訣ですね。

人気アイテム

アイリッシュセッター

赤茶色のオロラセッターというなめし革を使用した、レッドウイングを象徴するブーツです。レザーの色が猟犬のアイリッシュセッターの毛並みに似ていたことから、その名がつけられました。今ではワークブーツにカテゴライズされている製品ですが、もともとはハンティング向けに開発されたブーツでした。特徴はモカシンタイプのつま先です。現在の主流は6インチ丈のモデルですが、当初は8インチ丈が人気でした。

長い歴史の中で使用する革、色、形など、いろいろと進化を遂げていますが、近年クラシックなフォルムのものも再販されるようになってきました。中でも、ゴールドラセット・セコイア・レザーを使用した、明るいゴールドのようなブラウンのモデルが特に人気です。

アイアンレンジャー

ルーツはミネソタ州北部の鉱山地域、アイアンレンジで働く鉱夫向けに開発されたブーツです。プレーントゥの上にもう1枚、革をかぶせたキャップトゥを採用して鉱夫たちのつま先の保護を追求し開発されたモデルです。

その後、数千人のフィッティング調査をアイアンレンジャーに反映させ、より足に優しいブーツに進化を遂げました。特徴はつま先の形状をやや大がかりに作り、指先が自然に並ぶように設計されている点です。外反母趾などが起こりにくいように調整されています。ブーツ初心者におすすめのモデルですね。

まとめ

いかがでしたか？今回はアメリカ発の人気ブランド、レッドウィングを特集しました。コルクを使ったインナーソールや、リペアのしやすいソールなど、長く履き続けられる工夫がいっぱい詰まったレッドウィングのブーツ。

相棒と呼べるような、長く履ける一足をお探しなら、ぜひお店で試し履きしてみて下さい！