■竹鶴ウイスキーの歴史と特徴、中古価格相場の推移について

「竹鶴」は、ジャパニーズウイスキーの父と呼ばれたニッカウヰスキー創業者・竹鶴正孝氏によって誕生しました。ウイスキーの本場であるスコットランドで、ウイスキー作りを学び自身の名をそのま ま付けたピュアモルトウイスキー。個性豊かな「竹鶴」の歴史、特徴、中古価格相場の推移についてご紹介します。

竹鶴ウイスキーの歴史について

「日本人に本物のウイスキーを飲んでもらいたい」という想いを込めて、ウイスキー作りに人生を捧げた人物、竹鶴正孝氏。ウイスキーにかける情熱は、ニッカの歴史と同時に、日本のウイキーの歴史でもあります。

NHKのドラマ「マッサン」でご存知の方も多いかと思いますが、竹鶴正孝氏はスコットランドへ留学しスコッチウイスキーについて学び、日本に製造方法を持ち帰りました。
その当時は、日本に国産ウイスキーは存在しておらず、アメリカの模造ウイスキーが販売されていました。
なかなか日本で竹鶴氏が作るウイスキーが受け入れてもらえなかったのですが、やがて純国産ウイスキーが日本で認めてもらいるようになったのです。

「竹鶴」は、シングルモルトとブレンデッドウイスキーからなる「ピュアモルト」。
2000年に「竹鶴12年ピュアモルト」として、ニッカウヰスキーから発売され、翌年には「竹鶴17年ピュアモルト」が発売するなど、今では日本を代表するウイスキーの一つです。

「竹鶴17年」は、ウイスキーの国際的コンテスト「WWA（ワールド・ウイスキー・アワード）2018」において、「ワールド・ベスト・ブレンデッドモルトウイスキー」を受賞。世界最高賞のブレンデッドモルトウイスキーとして認定されました。
その後「竹鶴21年」、「竹鶴25年」も、数々の賞を受賞し世界的に高く評価されています。

竹鶴ウイスキーの特徴

竹鶴の最大の特徴は、シングルモルトではなく「ピュアモルト」であるということです。
余市モルトと宮崎峡モルトをブレンドし、ヴァッティングと呼ばれる製造方法により両方のモルトの良さを引き出したハーモニーが実現しました。
スタンダードな「竹鶴ピュアモルト」は、柔らかなモルトの香りとライムのようなすっきりとした味わいが特徴です。そして竹鶴シリーズ最高傑作とも言われる「竹鶴21年」は、南国の果実を思わせるような豊かで華やかな味わいと熟成した香りが楽しめます。

竹鶴は、ピュアモルト・17年・21年・25年のラインナップがあり、どれも個性豊かで、酒齢により明確な個性を持ったウイスキーです。

竹鶴ウイスキーの中古価格相場の推移について

竹鶴は、NHKドラマ「マッサン」の影響により人気を博し、さらにジャパニーズウイスキーのブーム到来で、世界的にも人気のウイスキーとなりました。
しかし深刻な原酒不足に陥り、2014年には「竹鶴12年」が終売、2020年3月には「竹鶴17年」、「竹鶴21年」、「竹鶴25年」が販売終了しています。
「竹鶴ピュアモルト」は、2014年3月からリリースされ、2020年3月に旧ボトルがリニューアルに伴い終売となっています。

現在では、どのラインナップも定価を上回る価格での取引となっています。
「竹鶴17年」の直近3ヶ月の価格推移を表したグラフがこちらです。

最安値が27,478円と、定価をかなり上回っています。
状態により、高価格で買取をしてくれる可能性もありますので、眠っているものがあるようでしたら査定に出してみてはいかがでしょうか？
今後の価格変動も見ながら、タイミングを見て買取に出すこともおすすめです。

まとめ

竹鶴ウイスキーの歴史、特徴、中古価格相場の推移についてお届けしました。

竹鶴は、既に販売終了してしまっているものなので、市場に出ているものは高価格で取引されています。
ウイスキーとしては、日本だけでなく世界中で人気のウイスキーなので買取を考えている方は、しっかりと査定してもらいましょう。酒齢が長いほど、価値が高くなっています。
販売が終了した今でも人気が衰えることはなく、価値が上がっています。

飲む機会がありましたら、ぜひ味わってみてくださいね。