GUCCIのコラボ変遷と話題になったブランド＆アイテム特集

GUCCIとは

GUCCIは１９２１年にグッチオ・グッチによって創業されたイタリアのファッションブランドです。現在のクリエイティブディレクターを務めるのは、アレッサンドロ・ミケーレで、彼は、カールラガーフェルドや、フェンディ、トムフォードなどでキャリアを積んだのちGUCCIに入りました。

またGUCCIは歴史を振り返ると一族経営の中で起きた様々な利権争いの問題や、暗殺事件なども起こり、そういった経緯ののち現在はグッチ家から経営権はフランスの流通会社へと移っています。この一連の事件に関しては、２０２１年に公開された映画「ハウス・オブ・グッチ」でも描かれています。

 

GUCCIのコラボ変遷

GUCCIと言えばDIORやPRADA、LOUIS VUITTONなどと並ぶハイファッションブランドですが、近年そういった敷居の高いブランドがこぞってコラボ商品を発表している中、GUCCIも多くのコラボ商品を発表してきました。では実際に話題になったコラボ商品をご紹介していきます。

 

GUCCIとコラボしたブランド

 

・ザ・ノースフェイス × GUCCI

２０２１年の秋冬に発表されたコラボレーションで、アウトドアブランドの中でも高い人気を誇るノースフェイスとのコラボということで話題になりました。

このコラボでは、７０年代のノースフェイスをGUCCIのディレクターであるアレッサンドロ・ミケーレがGUCCIらしくヴィンテージ感あふれるラグジュアリーに復刻しました。

 

・バレンシアガ × GUCCI

２０２２年には同じグループ会社のビッグメゾンブランド「バレンシアガ」とのコラボレーションが発表されました。バレンシアガと言えば近年流行しているダッドスニーカーの起源とも言われるボリューム感のあるソールが印象的な「トリプルS」が有名ですが、このモデルもグッチコラボバージョンが販売されており、ボディには大胆にグッチのロゴパターンがプリントされています。

 

・アディダス × GUCCI

トリフォレイルのロゴマークでおなじみの大手スポーツブランドアディダスとのコラボも２０２２年秋冬に発表されました。コラボのアイテムをみるとやはりGUCCIらしくビンテージ感を感じさせる内容になっています。足元はアディダスの名作ガゼルをグッチロゴパターンでアップデートしたものや、８０年代ふうのシルエットのジャージなどクラシカルなルックに仕上がっています。

 

FIAT × GUCCI

２０１１年に発表されたイタリアの車メーカーFIATとのコラボレーションで、同社の人気車種５００（チンクエチェント）がグッチ印がついて発売されました。販売されたのは、ボデイカラーが白と黒の２タイプで、いずれもウィンドウの下のボディにグッチのブランドカラーである緑＆赤のラインがあしらわれています。

車＆おしゃれをこよなく愛するまさにこれぞイタリアンといったコラボでしたね。

 

GUCCIとコラボしたアーティスト

 

・ドラえもん × GUCCI

１００周年を迎える２０２１年にGUCCIが発表したのはなんとあの藤子・F・不二雄の「ドラえもん」とのコラボでした。藤子氏はもうお亡くなりになられていますが、まさかドラえもんがGUCCIとコラボするとは夢にも思っていなかったのではないでしょうか。

このコラボレーションでは、いわゆる定番のバッグに大胆にドラえもんがプリントされていたり、スマホケースや、財布などの小物類なども発表されました。

大手メゾンブランドとキャラクターコラボの歴史を振り返ると００年代のルイ・ヴィトン × 村上隆が思い出されます。

 

・ミッキーマウス × GUCCI

２０２０年にはディズニーの人気キャラクターミッキーマウスとのコラボレーションが実現しました。こおコラボもやはりビンテージ感を感じされるコラボになっており、おなじみのGCパターンにミッキーマウスのアイコンを組み合わせたニットアイテムや、ミッキーのイラストを大胆にあしらったバッグ類などが人気になりました。

 

・ハローキティ × GUCCI

２０１４年（GUUCIが日本に上陸してから５０周年）にはサンリオの人気キャラクター「ハローキティ」ともコラボレーションしています。このコラボでは当時のグッチのデザイナーを務めたフリーダ・ジャンニーニの書き下ろしたイラストをもとに、VOGUE JAPANに付録のャームと、ぬいぐるみがオークションに出品されました。

 

・荒木彦摩呂 × GUCCI

２０１１〜１３年には大ベストセラー漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の原作者である荒木彦摩呂氏とのコラボレーションが実現しています。このコラボレーションでは荒木氏が漫画の中でGUCCIのアイテムを着用するキャラを登場させたり、販売店において原画展やイラストを書き下ろす形になっています。また仙台で行われた「ジョジョ展・in S市　杜王町」の原画展では実際にGUCCIから提供されたスニカー、ウエストバッグ、キャリーケースに荒木氏のサインを入れた商品がオークションにかけられていました。

 

まとめ

以上がGUCCIのコラボの変遷とコラボしたブランド、アーティスのご紹介になります。２０２０年前後から盛んにコラボが行われていることからすると、GUCCIは他の大手メゾンブランドと比較するとややコラボに対して保守的な姿勢が感じられます。しかしその一方でアイテムを見てみると大胆にロゴやキャラクターを配したものも多く、他のメゾンがコラボとは言え老舗ブランドの主張が感じられるのに対しやや控えめな印象ですね。今後、思っても見なかったキャラクターやブランドのコラボが多いに期待できる点がGUCCIの魅力ではないでしょうか。