買いやすい安価ギブソンとプレミアつきの手に入らないギブソンについて

「ギブソン」は言わずと知れたアメリカの老舗楽器メーカーであり、エレキギターの王様とも称されるレスポールやSGなどの名器を多く生み出してきました。
ギターの歴史を語る上では欠かせないギブソンですが、残念ながら2018年5月他事業の不調から事実上経営破綻しています。
しかしその高品質で存在感のあるギターは、世界中のギタリストたちに今も変わらず愛され続けているため、今後もギブソンブランドは受け継がれていくことでしょう。
目次
安いギブソンはなぜ安く買えるのか
理由1:廉価版である
廉価版(れんかばん)とは、ある製品を普及させるための低価格仕様商品のことですが、安いギブソンギターはいわゆるスタンダードモデルの廉価版であるケースが多いです。
廉価版はまたボディ構造を変えて木材のグレードを抑えたり、弦の振動を電気に変える装置「ピックアップ」を安価にすることでコストダウンを図っています。
ただし、楽器としてのサウンドや性能を損なわないよう、設計上音色に影響のないところを廃し低価格を実現しているところがギブソンのすごさです。
理由2:塗装がサテン仕上げ
「サテン仕上げ」とはサテンフィニッシュともよばれる表面がサラサラしたツヤ消し仕上げのことであり、つや出しの工程が省かれるため、コストが抑えられます。
安いギブソンはサテン仕上げが多く、独特の簡素な風合いが魅力でもありますが、湿度の変化を受けやすく、急激な変化で割れる可能性もあります。
また安価なレスポールに杢目(もくめ)模様が特徴のメイプル材が使用されていても、模様が薄かったり偏っていたり、まったく無しも多いようです。
理由3:装飾が簡素
レスポールはルックスの良さにこだわるギターなので、グレードに応じてドレスアップされますが、安いギブソンは装飾が簡素化されています。
例えば「バインディング」と呼ばれるボディ、ネック、ヘッドの角に沿って付けられた縁飾りがなかったり、ヘッドロゴがインレイ(はめ込み細工)ではなくプリントです。
また、モデルによってはピックアップのカバーが無いオープンハムバッカーが採用されていたり、ピックガードなどの装飾を簡素化しています。
プレミアつきのギブソンはなぜ高いのか
理由1:弾きやすい
高いギターになるほど一本一本を職人が手で作るハンドメイド品が増えるため、熟練の職人たちの人件費が値段を上げているともいえます。
ギターは木という天然物から作られるため、木材にあった調整方法を施さなければ、変形したり、破損したりというトラブルが起きやすいのが実情です。
握りやすいようにネックの形を細かく調節して、きっちりとチューニングが合うようにフレットを打つなど、職人の手作業でギターの価値が上がるのは必然といえるでしょう。
理由2:独特の音質
ギターのサウンドを決定づけるものはアンプやエフェクター、プレイヤーのピッキングなどさまざまな要素が考えられますが、レスポールのサウンドは太くて力強いのが特徴です。
ギブソンギターは2個のコイルを逆相接続する「ハムバッカー」と呼ばれるピックアップを主に採用しており、パワフルなディストーション・サウンドとの相性も良好です。
さらにピックアップごとにボリュームとトーンが設けられていてトグルスイッチで音質を切り替えができるため、オリジナルサウンドづくりに適しています。
理由3:壊れにくい
安いギターは特に電気パーツのランクが低いものを使っていることが多く、2~3ヶ月で接点不良を起こすことも考えられます。
信頼と実績のブランドであるギブソンは電気系パーツなども良い製品をつかっているため、故障に遭遇する確立も格段に低くなります。
ただ素人が見極められる知識と目を持つことは至難の技なので、長年使っていて故障やトラブルが少ないものが自然とブランドとして有名になっていきます。
プレミアつきギブソンの付加価値
ヴィンテージモデル
ギブソンのヴィンテージモデルは、単に年式や見た目が古いだけでなく、その年代でしか使用していない木材や装飾、パーツを使用しているなどの魅力的な要素を持っています。
また、外観の特徴だけでなく経年変化により熟成された、新品の楽器からは出てこないヴィンテージ特有のサウンドが希少性を高めます。
1942年製の年代戦前に製作されたプリ・ウォー・ギブソンをはじめ、1958~60年に製造されたレスポールスタンダードなどは、状態が良ければ市場価格は1000万円を超えます。
アーティストモデル
海外や日本国内で著名なミュージシャンが使用していることでもギターの価格は上がり、同じモデルというだけでも100万を超えるものもあります。
世界的ミュージシャンが使用した「アーティストコレクション」という、限定生産されたモデルまで発売されているため、レアなものに関しては必然的に高価格となります。
有名アーティストのネームバリューが製品に絶大な付加価値を与える事例はギターに限ったことではありませんが、その影響力は計り知れません。
素材
ギター製作に使用される木材は見た目の美しさや高い強度が要求されるためアルダーやメイプル、マホガニーなど比較的値段の高い木材を多く使用しています。
また、杢目の美しさや密度によってもグレードがあり、加工した際に発生する反りや変形を抑制するための「シーズニング」と呼ばれる工程にもお金と時間がかかっています。
近年ではワシントン条約でマホガニーやローズウッドなどのギター用木材の輸出入が規制されつつあるため、ギターの価格が高騰する原因にもなっています。
まとめ
ギブソンギターは世界中のギタリストが愛用する定番アイテムであるため、中古品でも高価買取の対象です。
しかし近年は中国製の精巧に作られたレプリカも多くでまわっており、シリアルナンバーをギブソンカスタマーサービスに問い合わせる必要もあるようです。
高価だから自分が好きな音がでるとは限らないのがギターの奥深いところですが、ギブソンギターは本物を所有しているだけでも満足度が高いアイテムといえるでしょう。
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