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【2022年版】金相場高騰の要因と今後の予想について

貴金属

投資と言えば、株や不動産、仮想通貨などをイメージしませんか?

仮想通貨も最近の投資の仕方の1つですが、コロナでの不況やリーマンショックなどで世界レベルで株式市場の大暴落が起きるたびに注目を集める投資が「金(ゴールド)」です。

今回は金相場の高騰や、今後の動きについて解説します。

金の相場が高騰した要因

まずは金(ゴールド)の相場が高騰した理由を見てみましょう。

ドルの価値の希薄化

アメリカドルは世界の通貨の中で最も力を持っていますが、そのドルが何かしらの理由でドルの力を失うと金の価格が上昇する要因になります。

今回で言えば、コロナショックのような世界経済を揺るがすことが起こった際、アメリカの中央銀行を中心に世界各国の中央銀行が経済を良くしようと大量に通貨を供給します。

もちろんドルもたくさん供給されれば通貨そのものの価値が落ちるので現物である金の価格が上昇します。

金は通貨とは違い限りある資源である側面を持つことから、通貨の力が弱まった時に買いが増えるのです。

 

世界的な低金利

金価格上昇の2つ目の理由は世界的な低金利が原因です。

ひと昔前までは、日本では銀行にお金を預けておくだけで自然と資産が増える時代がありましたが、今では金融緩和が行われマイナス金利やゼロ金利などで、銀行にお金を預けてもほとんど増えなくなりました。

金融緩和がされている時は経済が悪化している時で、そうなると相対的に金の価値が上がり価格が上昇するのです。

 

金生産の減少

そして3つ目が金生産の減少があります。

単純に需要と供給のバランスによる価格上昇で、金生産が減少すれば金そのものが出回りにくくなるので、供給に対し需要が上回るので価格が上がるのです。

金の相場が下落する要因

ここからは、金(ゴールド)の相場が下落する要因を見てみましょう。

金利の上昇

金利の上昇も金価格の下落要因の1つです。

銀行に現金を預けておけば、数%ずつ程度増えていくため金利がない金(ゴールド)と比べると投資対象として優れている状態になります。

2022年はアメリカで金利上げが確実視されているので、金価格に大きな影響を与えるかもしれません。

 

経済の安定

金の価格が下落する要因の1つに経済の安定があります。

経済が不安定になると、通貨が大量供給され通貨の価値が希薄になるため、金価格が上がります。

しかし経済が安定すれば通貨の価値が上がるため、相対的に金価格が下落するのです。

景気が良い時は金の価格が落ちるので、このタイミングで金を買っておく人もいます。

 

金生産の上昇

金の生産が増えれば、流通量も増えるので需要と供給のバランスが崩れ、需要に対し供給が上回るので金価格が下落します。

ただし、金生産の上昇は人間がコントロールできるので、金生産の上昇はあまりおきません。

 

今後の金(ゴールド)の予想

手元にあれば、銀行にお金を預けるよりも強い金(ゴールド)は今後どのような状況になっていくのでしょうか。

短期的な金価格の下落の可能性はある

 

直近数年に関しては金の価格は落ちる可能性が考えられます。

その理由は経済の安定化ですが、今はコロナで経済が不安定です。

安定資産と呼ばれる金の価格は逆に上がっています。

リーマンショックや東日本大震災があった年から何年かは不況が続きますが、そこからアベノミクスや政府の働きかけにより、経済は安定し金の値段も落ちました。

現在はコロナショックで経済が低迷しており、金の価格が上がっていますが、コロナが落ち着き経済が再び安定すれば、金の価格は下がるでしょう。

 

長期的な価格上昇の期待

逆に長期的な金の価格の上昇の期待もできるでしょう。

リーマンショックなどで落ち着き金の価格が下落することは何度かありましたが、それは再び金の価格が上昇しているからです。

さらにコロナショックを経験したことで備えへの意識が高まり、好景気であっても投資マネーは金(ゴールド)などの現物に流入すると考えられます。

銀行にお金を入れておくより、ドルを持っておくよりも金(ゴールド)を持っておき、いざという時の為に準備をしておくという人が増えるでしょう。

低金利が長期的に続けば、金(ゴールド)を買い求める人が増加することは間違いないと思います。

 

金の投資の仕方

株式などよりも投資がしやすい金はどのように持っておくのがいいのかお伝えします。

おすすめなのは以下の方法です。

 

  • 金貨・ゴールドバー
  • 純金積み立て

金投資の中でシンプルで初心者におすすめな方法が、金そのものの所有か少額から金投資する方法です。

ゴールドバーや金貨の所有は1グラムからはじめることができ、安い時に金を買っておき、高くなった時に手放すというやり方です。

金そのものを所有するのは簡単ですが、きちんと管理保管しておかないと盗まれてしまうので注意してください。

また少額で行える純金積み立ては、月々1,000円から行うことができます。

積み立て投資は定期的に購入していくので、金の価格が変動した時に大きな損失を受けるリスクを抑えることが可能です。

さらに金の保管を自分でする必要がないので、安心して投資することができます。

まとめ

リーマンショックやコロナショックで会社が倒産したりすれば、せっかく買った株式やFXも価値がなくなります。

仮想通貨などもいつどうなるか分かりませんが、金(ゴールド)はいつの時代でも安全性の高い投資かもしれません。

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