◎AIR JORDAN 13(エアジョーダン13)を徹底解説!
こんにちは。今回は「エア・ジョーダン13」をご紹介します。
ジョーダン復帰後のシカゴ・ブルズは2連覇を果たし、もはや向かうところ敵なしといった状況でした。
そんなシーズンに履いていた、13作目の「エア・ジョーダン」。今回のモデルはどんな特徴があるでしょうか?徹底解説していきます!
製品の構想・設計
マイケル・ジョーダンの代名詞といえば、「エア」と称される滞空時間の長いジャンプです。しかし、97年シーズンはどちらかといえばダンクよりもジャンプシュートの回数が多かったのです。そしてそのプレースタイルは、老獪な黒豹を思わせる眼光鋭い機敏なプレーに。ジョーダンは新たなスタイルで観客を改めて魅了していきました。
そんなプレースタイルをシューズの形で再現したのがこの「エア・ジョーダン13」です。ソールはヒョウの肉球をモチーフに円形で分割されているユニークなものにまとめられました。
アッパーは立体的なデザインとなっており、こちらも動物のような有機的な印象を与えるデザインに。モデルによってはスエード生地も採用されていて、ドレッシーな印象も受けます。このあたり、ジョーダンの「スポーツでもフォーマルでも」という哲学が一貫していますね。加えてワンポイントとして、ヒール上部に暗闇で光るホログラムパーツも備えています。
内部機能としては、前作に続き先進技術のZoomAir(ズームエア)が導入されますが、トゥ部分とヒール部分に分けて配置されました。フカフカの履き心地はなくなってしまいましたが、クイッキーな動きには充分に対応でき、プレー中の安定度向上に貢献しています。
カーボンファイバースプリングプレートも引き続き採用されていて、プレイヤーのジャンプ力を強力にサポート。「13」では、前作とは違いソール越しにプレートを魅せる演出はなくなりました。
全体のフォルムとして、より流線型、3Dを意識したデザインが進められました。そして、パーツごとの配色がアレンジしやすかったこともあり、オリジナル・レトロ版ともに多くのカラーバリエーションが展開されました。
発売時期
エア・ジョーダン13の発売時期は、1997年です。この年69勝を上げたシカゴ・ブルズはプレーオフも順当に勝ち進み、ついにファイナルに到達します。対戦相手はユタ・ジャズ。こちらも史上屈指の名コンビと言われた、ジョン・ストックトンとカール・マローンを相手に戦い、4勝2敗でNBA2連覇を達成しました。
ショック吸収よりもプレーの安定感を高める方向に舵を切った「エア・ジョーダン13」で、ジョーダン自身もプレーの精度を上げていったのは言うまでもありません。それまでよりも「黒豹度合い」が上がったかもしれません。
レトロ版は2014年以降、ナイキから精力的に販売されています。直近では2020年発売モデルも存在します。
現在での人気
「エア・ジョーダン13」は、上述の通り、カラーバリエーションも多数展開され、いまでも人気の高いモデルです。
ストリート、スポーツシーン双方にコミットしたモデルと言え、3/4カットもローカットも存在し、どちらも多彩なモデルが展開されています。
バスケットボールのプレーの質も高まるシューズで、多くの現役プレーヤーにも採用されました。
まとめ
「エア・ジョーダン13」は上述の通り、ジョーダンとシカゴ・ブルズがノリにノッていた時期に開発され販売されたモデルです。
モチーフもジョーダン本人のプレースタイルにヒントを求めたり、画期的なZoomAir(ズームエア)の分割配置に挑戦してみたりと、ジョーダンの意志を強く反映した意欲的なモデルだと感じます。特に、爪先部分のエアは必要十分な量が確保されていて、反発力強めと感じる方もいるかもしれません。これは履いて始めて実感できる、他モデルとは違いの大きい、特徴的なポイントです。
片方のシューズ単体で見てもアシンメトリーにデザインがまとめられていて、このあたりも先進的な取り組みと言えるかもしれません。その一方で爪先はスマートにまとめられていて、歴代モデルのDNAをきちんと受け継いでいます。
注意点としては、どのバージョンもオールレザーな点です。通気性は重要視されておらず、長く履いてしまうと、特に夏季はムレも発生します。底の厚さは3.5cmなので少し厚い部類でしょうか。
エア・ジョーダンシリーズは日本のバスケ漫画シリーズでもよく登場することで有名です。ちなみに「13」は、「あひるの空」のキャラクター、トビが履いています。
カラーリングも様々な「13」。シリーズの中でもハイレベルに機能がまとめられていて、デザイン性も高く人気のモデルです。その人気の高さから、今後もレトロ版をはじめ復刻モデルが発売されることが見込まれています。
気に入ったモデルに出会うチャンスも多いかも。ぜひチェックしてみてください。
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