山崎ウイスキーの歴史と特徴、中古価格相場の推移について

世界中で愛されているウイスキーには、スコッチ・アイリッシュ・アメリカン・カナディアン・ジャパニーズの「5大ウイスキー」があると言われています。
その中でも、ジャパニーズのウイスキーは世界中でも人気が高く、高い評価を得ています。
「山崎ウイスキー」は、2014年にウイスキーバイブルが選ぶ「世界最高のウイスキー」に選ばれました。
その山崎ウイスキーの歴史・特徴・中古価格相場についてご紹介していきます。
山崎ウイスキーの歴史について
1923年(大正12年)に、日本初本格蒸留所『サントリー山崎蒸留所』が京都の郊外で生まれました。
それから約60年後の1984年に、サントリーウイスキーのフラッグシップ製品として誕生。
高度経済成長期に入る頃、サントリーが約2年もの年月をかけて開発したのが山崎ウイスキーのシングルモルト『山崎12年』です。
山崎の開発にあたり、「日本人の誰もが美味しい」と言ってくれるシングルモルトを作ろうという想いで研究を重ねてきました。
山崎のシングルモルトは、山崎蒸留所の60年の歴史において集大成ともいえるウイスキーです。
2003年にISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)という世界的に有名な酒類のコンペにおいて、「山崎12年」は、日本のウイスキーとして初めて金賞を受賞。
その後2010年には「山崎1984」が最高賞を獲得するなど、数々の賞を受賞しています。
誕生から30年以上が経つ現在でも、ジャパニーズシングルモルトウイスキーの代表ブランドとして君臨し続けています。
山崎ウイスキーの特徴について
山崎ウイスキーは、「山崎・12年・18年・25年」など様々な種類があります。
その味は、フルーツのような甘い香りとなめらかな口当たりが特徴で、しっかりとした深みのある香味です。
ジャパニーズウイスキーらしい味わいを求め、味や香りの異なる100種類もの原酒をブレンドし、何度も改良を重ねてできた結果、誕生したウイスキーです。
伝統的なミズナラ樽で貯蔵したモルト原酒と、ワイン樽を使って貯蔵したモルト原酒を組み合わせて作られています。現在では北米産のホワイトオークの樽やスパニッシュオークのシェリー樽も加わり、様々な個性を持った樽が味わい深いモルト原酒をつくりあげます。
そして山崎ウイスキーは、熟年数により味わいが変わります。
山崎12年:味わいがしっかりとしていて、コクがあり、バニラのような濃厚で甘味のある香味が特徴的なウイスキーです。
山崎18年:シェリー樽で18年間熟成した原酒により、苦味と甘味が上手く絡み合い重曹的で深い味わいが作り出されます。
山崎25年:長期熟成シェリー樽原酒で作られているプレミアムウイスキーです。大変貴重なウイスキーで、熟成により生まれる濃厚な味わいを感じることができます。
山崎ウイスキーの中古価格相場について
山崎ウイスキーは人気が高いことから、中古相場の上昇も勢いが増しています。世界中でジャパニーズウイスキーに注目が集まり、数々の賞を受賞していることから価格も高騰しています。定番のノンエイジから、「山崎35年」、「山崎50年」などのプレミア価格で取引されるものも。
また、限定ボトルや記念ボトルなど様々な種類があり、歴史も古いため何年も放置だったというものが、何倍もの価値になっている可能性もあります。
買取を考えている場合は、しっかりと査定してもらいましょう。
「山崎18年」の直近3ヶ月の価格推移はこちらです。
最安値の価格も値上がりしていることがわかります。平均価格に波があるものの上がっていることは見て分かる通りです。
現在では、国内だけにとどまらず海外からの需要も高まっているため品薄状態が続いています。さらに「山崎18年」は、芳醇な味わいから世界中のファンを虜にしてきました。
今後も価格の高騰が予想されます。
まとめ
山崎ウイスキーの歴史・特徴・中古価格相場の推移についてお届けしました。
ジャパニーズウイスキーは、世界中で注目されているウイスキーで高評価を集めています。中でも「山崎」は、多くの賞を受賞しており山崎蒸留所の60年の歴史においての集大成のウイスキーです。
中古価格相場は高騰しており、今後も高騰すると予想されます。放置している山崎ウイスキーをお持ちの際には、状態や箱の有無によって価格は変動しますが、高価格での買取をしてもらえる可能性があるウイスキーです。