ダイヤモンドってどんな宝石?性質や価値について詳しくご紹介
はじめに
人々の心を魅了し、至高の輝きを見せてくれる宝石「ダイヤモンド」。
結婚指輪やブランドジュエリーとして使われることが多く、どんな時代でも圧倒的な価値があります。
しかし、なぜここまでダイヤモンドに価値があるのかをご存知でしょうか?
価格が高いことは知っているけど、価値基準がどのように決まっているのかは意外に知らないですよね。
当記事では、ダイヤモンドの性質から価値のつきかたについて詳しくご紹介します。
宝石に詳しくなれば売買のときに役立つので、ぜひ参考にご覧ください。
ダイヤモンドの生成
まずは、ダイヤモンドがどのようにして生まれてくるのかを知っておきましょう。
ダイヤモンドの原石は、火山活動が活発だった地下マントルの中で生まれ、徐々に地殻変動によってマグマとともに噴出して出てきます。
ですが、ダイヤモンドはマントル起源である火成岩のキンバーライトにしか含まれません。
キンバーライトとは、古い時代に形成された地球上でも珍しい地質のことです。
現在ではロシア、ボツワナ、コンゴ、オーストラリア、南アフリカ共和国、カナダロシアの6カ国が世界シェアの9割を占めているといわれています。
キンバーライトは古い地質構造のエリアでしかみられないですが、2007年には日本の愛媛県あたりで極小のダイヤモンド結晶が発見されたという情報もあるようです。
ダイヤモンドの性質について
ダイヤモンドは、約99.95%の炭素からできています。
一般的に近しいものとして、鉛筆なども同じ原子構造から作られています。
この炭素が結晶し、職人の研磨技術を施すことによって美しいダイヤモンドへと変化する仕組みです。
またダイヤモンドは宝石のなかでも最高クラスに硬い「モース硬度(摩擦や傷への強さ)」を持っています。
硬さゆえに、ほかの宝石や貴金属と触れ合うような状態で持ち歩くと、そちらに傷をつける恐れがあるので注意が必要です。
ほかにもダイヤモンドは油に馴染みやすい性質もあります。
ジュエリーとして身につけているうちに皮脂や汚れがつくと、油の膜によってダイヤモンドの輝きが鈍くなります。
中性洗剤や洗顔料をつけて洗うと油が落ちて、本来の輝きを取り戻すのでおすすめです。
ダイヤモンドの価値が高い理由は2つ
現在ダイヤモンドの価値がこれほどまでに高くなったのは、主に以下の2つの理由があります。
- 研磨技術の発展
- 採掘会社の宣伝効果
それでは順番に解説します。
1.研磨技術の発展
ダイヤモンドが発掘されだした当時は硬さゆえ研磨できる技術もなかったので、希少性はありましが、ルビーやエメラルドほど高価な宝石ではありませんでした。
ですが、15世紀半ばにベルギーで研磨技術が発明されたことから、ダイヤモンドに高い価値がつくようになりました。
その研磨技術とは、ダイヤモンドの粉を使ってダイヤモンドを磨くというものです。
現在では有名なカット技術として「ブリリアンカット」を筆頭に「マーキーズ」、「トリリアント」、「プリンセスカット」など多彩な手法が生み出されました。
灯台下暗しということわざがあるように、ダイヤモンドの価値はダイヤモンドのなかに潜んでいたということですね。
2.採掘会社の宣伝効果
もう一つダイヤモンドの価値が高くなった理由としてあげられるのが、当時ダイヤモンドの採掘に力を入れていたデ・ビアス鉱業会社が大きく影響しています。
ダイヤモンドはもともと希少性が高いことから、デ・ビアス会社が独占をして供給量の制限を行いました。
それからダイヤモンドは「永遠」と「愛」を象徴するための宝石として宣伝を開始します。
そして有名人や映画、メディア、結婚などに使われ、消費者に「ダイヤモンドは稀少ゆえに高価」というイメージを持たせることに成功したのです。
もちろんダイヤモンド自体に魅力があったことも大きな理由ですが、デ・ビアス会社がダイヤモンドを独占したことによって各地の乱獲を防いだ功績が大きくなっています。
現在でもデ・ビアス会社の「ダイヤモンドは永遠の輝き」というキャッチコピーは有名な言葉として残されています。
まとめ
今回は、ダイヤモンドの性質や価値について詳しくご紹介しました。
ダイヤモンドはただ高価なだけでなく、時代と採掘会社の取り組みによって価値がついたということを知っていただけたかと思います。
もしあなたがダイヤモンドの宝石を手に取ったり、価値について考えるときに当記事の情報がお役に立ったなら幸いです。
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